
昔からの悩みに「足が大きすぎてサイズがない」という問題があります。足のサイズが29cmくらいあって、普通のお店でいい靴を見つけてもサイズがないと言われることが多いんですよね。
大学院を卒業する自分へのお祝いに靴が欲しいという事で、いいローファーを探していたのですが、国内の百貨店にはサイズがない。ということで海外のECサイトから個人輸入にチャレンジしてみました。
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クロケットジョーンズのローファーを購入することに
当初購入を希望していたのはJalan Sriwijaya(ジャランスリウァヤ)のローファー「98589 BLACK」でした。ジャランスリウァヤはインドネシアで製造しているため、高品質なのに3万円くらいで買える低価格なブランドで大変コスパが良いです。
しかし百貨店で取り扱いがあったのは小さすぎるサイズばかり。ネットで調べても希望のサイズに辿り着けなかったため残念ながら諦めました。もともと欧米人向けに作っているんだからあってもよさそうなのに。
そこで以前からいつかは欲しいと思っていたCrockett&Jones(クロケットジョーンズ)に手を出すことに。こちらはイギリスのブランドなので比較的情報も仕入れやすく、個人輸入の先駆者たちのありがたい情報もネットに転がっていました。
ローファー狙いの僕が検討したのは「Boston」「Grantham2 (Boston2)」「Harvard2」です。調べてもはっきりしませんでしたが、Grantham2というのが日本でいうBoston2に当たるモデルのようです。Harvard2はBoston2のスエード版でラストはともに376(Bostonはラスト314)、靴裏がゴムソールになっているのが特徴です。
日本で売られているBoston2だと裏がゴムのものもありますが、基本は皮のようです。僕は革靴の裏はゴム派なのでHarvard2に惹かれました。
BODILEYSで個人輸入
BODILEYSはクロケットジョーンズの工場と同じノーサンプトンにある靴屋らしく、多くのブログでポジティブな意見の多かったのでこちらのサイトで個人輸入をすることにしました。 1919年創業らしいので100年続く老舗ですね。
サイト自体は分かりやすく品揃えも豊富でした。問題はサイズです。一応普段こういうのを履いていてサイズはこうで、、、とメールで相談してみたのですが、結局は履いてみないと分からない。サイズ交換も受け付けているという事だったので、勘で注文しました。
商品の表示金額が£355ですが、イギリスの税金がかからないので表示価格よりも更に£60ほど安くなりました。この時点でだいぶお得なことが分かります。この時の変換レートが145円くらいだったので42,000円くらいです。
一応注文を確定する前にはTerms&Conditionsを5回くらい読んで(これ重要)大丈夫なことを確認してからポチりました。送料が£25かかりました。
サイズが合わず交換することに
無事支払いが完了すると、BODILEYSの4代目社長Sarahさんからメールが届きます。いつ頃発送できそうかというメールに続き、発送したらDHLのトラッキング番号とインボイス(明細書)が送られてきます。この辺の対応がしっかりしていたので届くまであまり心配せずに済みました。
購入してから2週間後くらいに届き、玄関先できっちりと関税を払わされました。運がいいと払わなくていい場合もありますがあくまでも運。靴の場合、関税額は商品代金×0.6×0.3(4,300円以下の場合は4,300円)と決まっています。それと消費税が(商品代金+関税)×0.08です。
その後ホクホクしながら試着してみると恐れていた事態が、、、サイズが大きかったのです。ビビッて少し大きめを買ってしまいました。中敷きを入れて何とか履けないことはないけれど、高い買い物なので頑張って交換してもらうことにしました。個人輸入の場合、この辺のハードルが高くなってしまいますね。
BODILEYSにサイズが合わなかったから交換したいとメールすると、快くOKしてくれました。優しい。
返品は自分で梱包したものを郵便局に持っていき、国際郵便で送るだけなので意外と簡単でした。また、輸入時に支払った関税も申請手続きをすると一部返金してもらえるという事で面倒ですがやりました。最寄りの税関に書類と品物を持っていくと1か月後くらいに返金してくれます。
ついに、サイズピッタリの1足が到着

こちらが購入したクロケットジョーンズです。2度目に配送してもらったときには関税を請求されませんでした。ラッキーです。今度はサイズぴったりで大満足の買い物ができました。
値段も、本体価格42,000円、送料10,000円(返品したので3回分、通常ならこの1/3くらい)、関税0円(運が良ければ)で計52,000円で購入することができました。
日本で買うと65,000円くらいするので1万円以上安く買うことができた結果になります。サイズ交換しなければ2万円くらい安かったです。
スエードの革靴は手入れが楽
革靴を長く履くためにはきちんと手入れをすることが大事です。一般的なカーフの靴では定期的に汚れを落とし、クリームを入れてあげる必要がありますが、スエードの場合ブラッシングだけで良いというメリットがあります。
僕はこちらのレデッカーの馬毛ブラシを使用しています。一日履いて帰ってきたらこのブラシでササっと全体の埃やごみを落とします。

履いていない時は必ずシューキーパー(シューツリー)を入れるようにしましょう。入れずに放置しておくと型崩れの原因になります。
本当ならクロケットジョーンズの純正が欲しかったのですが、予算オ―バーだったので無印良品のものを買いました。Amazonにも安くて評価の高いものがありますのでお好みでどうぞ。
また、スエードの靴はイギリスでは雨の日用の靴として履かれているくらい水濡れに強いです。起毛しているので表面積が大きくなり水の内部への浸透を防いでくれるらしいです。

もちろん雨の日に安心して履くためにはきちんと手入れが必要です。手入れと言っても防水スプレーをかけるだけです。これを全体的にまんべんなく吹き付けると驚くほど水をはじきます。
使用してから5か月ほど経ちますが、試してみたところまだ撥水効果はばっちり残っていました。
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